COLUMN

知識 |2021.10.22

髪のエイジングサインを見逃さないために

年齢と共に変化していく髪。

そのような髪は、よくコマーシャルなどで耳にする『エイジング毛』と言われるものです。

肌や身体のエイジングは気にしても髪のエイジングはあまり気にしていなかった、気づけばひどくなっていた、と言う方も多いのではないでしょうか。

髪のエイジングサインに早期に気付き、今からできるケをしてあなたの髪の未来を変えましょう!

白髪だけが髪のエイジングサインではない?!

よくエイジングサインとして気付きやすいのは白髪ではないでしょうか。


実は白髪だけがエイジングサインではないのです!


では髪のエイジングサインとしてどんなものがあるのか、原因と共に見ていきましょう!

エイジングサインその1 【白髪】

まずは、エイジングサインの代表格とも言える【白髪】

なぜ白髪になるのかは、まだ完全には解明されていませんが次の4つの事が影響しているのではないかと言われています。

 

1.加齢


ほとんどの人が加齢によって白髪が生えてきますが、その場合はシンプルな理由で、髪の毛の色素を形成するメラノサイトの働きが悪くなるからです。

若い時は髪が生える際にメラノサイトも一緒に働きますが、加齢と共に働きが悪くなるため白髪になるのです。



2.遺伝


白髪の遺伝性に関することは解明されていないことが多々あるのではっきりとは言えませんが、髪の色素となるメラニン色素が送り込まれにくくなって白髪になる体質が遺伝すると考えられています。

特に、若白髪などは遺伝性の高いものと考えられています。

 

 

3.ストレス


生活習慣の乱れや対人関係でストレスを感じると、白髪が増えることがあります。

全身の自律神経が乱れて免疫力や自然治癒力が低下し、色素を形成するメラノサイトの働きが悪くなり白髪が増えることになります。

今からのケアとしてストレスを溜め込まず、こまめに解消していくことがとても大事です。

 


4.生活習慣


食生活の乱れや喫煙、睡眠不足などで血行が悪くなると、毛細血管から髪へ十分な栄養が行き渡りにくくなり、色素を形成するメラノサイトの働きが悪くなり白髪になったりします。

今からできるケアとしては規則正しい生活習慣を維持すること、頭皮の血行を良くする目的でヘッドスパなどがおすすめです。

マッサージ要素も強いヘッドスパは、ケアとしても気軽に始めやすいと思います。

例え現在は気にならなくても、数年後までの綺麗を保つために今からできるケアとしてお手入れしていくことが大切です。

 

 

 

エイジングサインその2 【ハリ・コシ】

2つ目のエイジングサインとして、髪の【ハリ・コシ】がなくなることです。

ハリ・コシと言われるとピンとこないかもしれませんが、簡単に言うと「ハリ」というのは髪の強度にあたり「コシ」というのは髪の弾力性にあたります。

毛髪は10代〜30代にかけて太くなる傾向にありますが、その後は加齢にともない髪を生み出す細胞の活動が弱まります。

結果的に髪が細くなり、髪の強度や弾力「ハリ・コシ」が低減します。

髪を生み出す細胞の活動が弱くなると、髪の密度も減少しボリュームがなくなります。

さらに高齢になると髪の主要成分をつくる量も減少し、強度も落ちてしまいます。

ここでの今からできるケアとしても、ヘッドスパが挙げられます。

髪を生み出す細胞に栄養を与え、活性化させることが効果的でしょう。

 

 

エイジングサインその3【うねり】

3つ目のエイジングサインは髪の【うねり】です。

若い頃は直毛だったのに加齢にともない髪がうねるようになるのはよくある事です。

髪がうねる原因のひとつとされているのが、頭皮の毛穴のゆがみです。

直毛の人の毛穴が綺麗な円なのに対し、ゆがんだ毛穴は楕円形です。

加齢などで頭皮の環境が悪化し、たるんだり硬化したりすることで毛穴、毛根がゆがみ、髪がまっすぐに生えずにうねりが生じます。

また、髪が傷んでいると外側のキューティクルがはがれて中身がむきだしになって、水分が不均一に吸収されることになります。

結果、髪の内部が不均一に膨張してうねりが発生します。

ここでの今からできるケアとしてもやはり必須になってくるのがヘッドスパです。

頭皮のたるみ、硬化をしっかりほぐし頭皮環境を整えて毛穴を綺麗な円型に目指していきましょう。

髪の傷みに関しては髪を乾かす前にヘアオイルをつけて、髪をコーティングしてキューティクルの剥がれを守り、髪へのダメージをなるべく減らすことが大切です。

 

エイジングサインその4 【潤い・ツヤ】

4つ目のエイジングサインは髪の【潤い・ツヤ】です。

潤いやツヤがなるなる原因は、髪の指通りやツヤ間を向上させている脂肪酸が加齢とともに失われているからです。

脂肪酸は髪表面を疎水化して摩擦の影響をやわらげ、キューティクルを保護してくれる成分です。

この髪表面のバリア機能が低下すると、髪の成分が流出してしまいます。

今できるケアとしては、髪の紫外線対策などやはり、髪のダメージをなるべく減らすことが大切になってきます。

 

 

頭皮に注目!エイジングサインを見逃さないための頭皮観察

ここまで紹介した中での今できるケアとしてヘッドスパが多く挙げられてきましたが、実はエイジングサインは頭皮が大きく関係しています。

頭皮の変化に注目してチェックしてみましょう。

 

 

☑︎乾燥・敏感肌化


頭皮がかゆくなったり、カラー剤でしみるようになったり

頭皮の水分バランスが崩れ、乾燥・バリア機能が低下することによって起こります。

 

☑︎黄ぐすみ


頭皮本来は青白い色をしています。

肌と同じような色で、黄色っぽくくすんでいる状態が黄ぐすみです。

これは頭皮が酸化することによって黄色っぽくくすみます。

 

☑︎頭皮の厚みの低下


これは筋肉が収縮していて頭皮が硬くなっている状態です。

加齢、ストレスにより前頭筋・側頭筋・後頭筋が縮み、それにより頭頂部の筋膜が引き伸ばされて薄くなり、硬く、動きにくくなります。

 

☑︎におい


これは加齢により女性ホルモンが減少し、皮脂の分泌が盛んになり肌の水分量が減少します。

こうなると菌が繁殖しやすくなり、気になるにおいにつながってきます。

 

 

この中のどれか1つでも当てはまっていればあなたは頭皮からしつかりとエイジングサインを受け取っています!

この大切なサインに早く気づき、今からできるケアをしていけば髪のエイジングが気づかずに進行してしまう、なんてことはなくなるでしょう!

 

髪のエイジングサインを見逃さないために【まとめ】

肌や身体のエイジングよりつい忘れられがちな髪のエイジング。

髪のエイジングサインに早く気づけると対策もしっかりできますよね。

なかなか自分だけで確認するのは難しいと思います。

通っている美容師さんに聞いてみるのもエイジングサインに早く気づく方法かもしれませんね。

定期的に通っていると美容師さんは髪や頭皮の少しの変化にも気づいてくれますし、自分に合った対策も提案してくれるのでエイジングサインに早く気づく1番の近道だと言えます。

5年後、10年後も今と変わらない髪でいるためにエイジングサインにいち早く気づき、今できるケアをしっかりして綺麗な髪を維持していきましょう。

 

 

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