COLUMN

カラー |2025.11.25

ブリーチなしのダブルカラーとは?髪を傷ませずに透明感を手に入れる新提案!

最近よく耳にする“ブリーチなしのダブルカラー”。
「ダメージを抑えながら、透明感だけはしっかり欲しい」を叶えるこのカラー技法。
ブリーチを使わずに、色の奥行きや柔らかい透明感をつくれると話題になり、美容室でもオーダーが急増しています。その魅力を少し深掘りしてみました!

ダブルカラーとは?

髪を2回に分けて染めるカラー技術のことです。
通常のカラーが1回だけなのに対し、ダブルカラーは 2ステップで行います。

まずブリーチで明るくする(色を抜く)

髪の元々の色素を抜いて、色が入りやすい明るい土台を作ります。
これにより、透明感や高発色のカラーが実現できます。

その上から好きな色味を入れる

明るくしたベースに、お好みの色をのせて仕上げます。
ミルクティーベージュ、アッシュ、ピンク、シルバーなど、
“普通のカラーでは出にくい色”が綺麗に出せます。

ブリーチとは?



ブリーチ=髪のメラニン色素を化学反応で壊して明るい髪を作る施術。
普通のカラーが「色を入れる」のに対して、ブリーチは 「色を抜く」 ためのものです。

ブリーチ剤には「過酸化水素」という成分が入っています。
これが髪の中にある メラニン色素(黒・茶の色味)を分解して無色化 します。

黒 → 茶 → オレンジ → 黄色 → 薄い黄色(ミルク色)
※明るければ明るいほど、カラーの発色が綺麗になります。

ブリーチの代わりに使うカラー剤ライトナーは何?

ライトナー=“髪を明るくするためのカラー剤” のこと。
美容室では 「明るくするカラー剤」 として使われ、
ブリーチほど強くは色素を抜かないのが特徴です。

ブリーチより弱めだけど、髪を明るくする力があります。

ブリーチ有りのあダブルカラーのメリット

 発色がキレイ

明るいベースになるから、
・ミルクティー
・パステル
・ビビッド系
など、理想の色がそのまま出やすい。

○ 色ムラが整いやすい

赤み・黒染め履歴・根元と毛先の差などを
ブリーチで一度リセットできるから、
仕上がりが均一でキレイ。

○ 色落ちもキレイ

退色しても色味によっては、
・白っぽいベージュ
・淡いカラー
に抜けやすいので、落ち方まで可愛い。

○ デザインの幅が広がる

インナー、ハイトーン、グラデーションなど
オシャレなデザインカラーはほとんどブリーチ必須。

ブリーチ有のダブルカラーのデメリット

○ ダメージが避けられない


ブリーチは髪の内部の色素を壊す工程なので、
どうしても パサつき・広がり・乾燥 が出やすい。

○ 色落ちが早い


ハイトーンは色素が薄く入るため、
綺麗な色はだいたい2〜3週間で落ち始める。

○ ケアが必須になる


・紫シャンプー
・トリートメント
・乾かし方
など、お家でのケアがいる。
放置すると赤みや黄ばみが出やすい。

○ 時間もお金もかかる


ブリーチ+カラーの2工程なので
・施術時間が長い
・料金も高め
になりやすい。

○ 髪の状態によっては希望色ができないことも


ダメージが大きい髪や黒染め履歴があると
・想定以上に明るくならない
・色ブレする
可能性がある。

ブリーチなしのダブルカラーのメリット

○ ダメージを最小限にできる


ブリーチを使わないから、
髪の負担がかなり少ない。
パサつきや切れ毛のリスクを抑えられる!

○ 色持ちが良い


ブリーチ毛より色が入りやすく、
カラーが長持ちしやすいのがポイント。
落ちてもギラつきにくい。

○ 髪に深み・ツヤが出る


暗髪〜中明度のカラーなら、
ブリーチなしの方が
ツヤ・深み・濃厚さがしっかり出る。

○ 2回染めるから色のコントロールがしやすい


1回目で赤みを抑えたり下地を整えて、
2回目で狙いの色をのせるから
仕上がりのブレが少ない。

赤みが強い髪でも、
一発染めより綺麗な色になりやすい!

○ 仕事・学校で明るくできない人にも向く


ブリーチなしでも
・透明感ブラウン
・くすみ感
などは作れるから、
ナチュラルにオシャレを楽しめる。

ブリーチなしのダブルカラーのデメリット

○ 明るさ・透明感には限界がある


ブリーチをしないので、
ミルクティー・ペール系・ハイトーンの透明感は基本的に出ない。

「淡い色にしたい」はほぼ不可能。

○ 色の発色が弱くなることがある


くすみ系・寒色系は特に、
赤みが残ったまま発色がくすむことも。

一度の“下地作り + 本カラー”でも限界がある。

○ 黒染め・濃いカラーの履歴があると難しい


黒染め・濃いブラウン・カラートリートメント履歴がある場合、
ブリーチなしでは
明るくならない/色が入りにくい
という問題が出やすい。

○ 色味でできる選択肢が減る

ブリーチなしは
・ブラウン系
・暗めカラー
・濃い色
が得意だけど、
パステル・ビビッド・ハイトーン系はほぼNG。

「やりたい色の幅」は狭くなる。

○ 2回染めても「劇的な変化」は出にくい


あくまで
よりキレイに見せるための2回染めあって、
劇的な見た目の変化は出にくい。

ブリーチなしのダブルカラーにおすすめの色味


① アッシュブラウン(赤み消しの王道)


1回目で赤みをしっかり抑えて、
2回目でアッシュを重ねると
透明感のあるブラウンに。

・職場OK
・自然なのに垢抜ける
万能カラー!


② オリーブ(くすみグリーン系)


赤みが強い人に特に相性◎
ブリーチなしでも
柔らかいくすみ感が出せる。

「透明感ほしいけど派手にはしたくない」人向け。


③ ダークラベンダー(ツヤと透明感の両立)


紫は黄ばみ消しに強い色だから
ブリーチなしでも 深み&ツヤ が超キレイ。

暗くても重く見えないのが魅力!


④ ネイビーブルー(赤み消し特化カラー)


1回のカラーでは沈みがちなブルーも、
ダブルカラーなら濃くキレイに発色。

暗めで透明感がほしい人におすすめ。


⑤ グレージュ(透け感ブラウン)


ブリーチなしでは出にくい色だけど、
ダブルカラーなら
赤みを抜いてからグレーをのせるので、濁りにくい。

自然な透明感が手に入る。


⑥ チョコレートブラウン(ツヤ重視)


深みとツヤが最大化する王道モテカラー。
ブリーチなしダブルカラーは
ムラになりにくく、色持ちも良い仕上がりに。

まとめ

ブリーチなしのダブルカラーは、髪を傷めずに透明感やツヤのある色味を楽しめる、ちょうどいいバランスのカラー方法です。

赤みを抑えてから色を重ねることで、シングルカラーよりも美しい発色に。派手すぎず上品に垢抜けたい人にもぴったりです。

ダメージを気にせず、あなたらしい色を楽しめる、そんなブリーチなしダブルカラー、ぜひ気軽に取り入れてみましょう!

STAFF

この記事を書いたスタッフ

スタイリスト / KOBE

河淵 暉子

Akiko Kawabuchi

落ち着いた雰囲気と丁寧なカウンセリングが好評のスタイリスト。ブリーチなしで出来る透明感カラー、ダークトーンで作る艶髪、なりたい色味に透明感とツヤを出すカラーなど、トレンド感のあるスタイルはお任せください♪ヘッドスパ施術も可能なスタイリストなので、頭皮環境・髪質改善、トリートメント、ホームケアのレクチャーもご相談に乗らせていただきます。



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