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カラーで印象操作!暖色カラーと寒色カラーの違いを美容師が解説」

ヘアカラーを選ぶときに必ず耳にするのが「暖色」と「寒色」。
なんとなく“赤っぽい色”“青っぽい色”というイメージはあるものの、実際は髪の見え方や印象に大きな違いを生む重要なポイントです。
ここでは、それぞれの魅力と選び方をわかりやすくご紹介します。
目次
暖色とは

暖色カラー(ウォームカラー)とは、
赤・オレンジ・黄色のような“温かみ”を感じる色味をベースにしたカラーのことです。
髪にツヤや柔らかさ、血色感を与える効果があり、日本人の肌にもなじみやすいのが特徴です。
暖色カラーが向いてる髪質
① 硬く見えやすい髪質
暖色を入れることで、髪に柔らかさと温かみが出て、優しく女性らしい印象に仕上がります。
② パサつき・乾燥が気になる髪質
光を反射しやすい色味のため、ツヤ感が出やすく、髪がきれいに見えます。
③ ボリュームが少なく、細く見えやすい髪質
ふんわりとした印象になり、髪に厚みがあるように見せることができます。
④ くせやうねりで広がりやすい髪質
暖色は髪の陰影を和らげ、まとまりのある柔らかな質感に見せてくれます。
⑤ 色持ちが気になる・褪色しやすい髪質
暖色は色味が残りやすく、色落ちしても自然できれいな印象が続きます。
寒色とは

寒色カラー(クールカラー)とは、
青・緑・紫など“冷たさ”や“透明感”を感じる色味をベースにしたカラーのことです。
赤みを抑えて、柔らかくクリアな質感に見せるのが特徴です。
寒色カラーが向いてる髪質
① 赤み・オレンジみが出やすい髪質
日本人に多い赤みのある髪は、寒色を入れることで色味を抑え、透明感のある仕上がりになります。
② 太く、広がりやすい髪質
寒色は髪を引き締めて見せるため、ボリュームを抑え、すっきり落ち着いた印象に。
③ 量が多く、重く見えやすい髪質
軽さや抜け感が出やすく、重さを感じさせないスタイルに仕上がります。
④ 直毛・ハリコシが強い髪質
硬さが目立ちにくくなり、柔らかくクールな質感に見せることができます。
⑤ 明るめカラーやブリーチ履歴がある髪質
寒色はベースの明るさを活かしやすく、より高い透明感や外国人風カラーを表現しやすいです。
暖色のメリット、デメリット
【メリット】
① ツヤが出やすい
光を反射しやすく、髪が健康的で美しく見えます。
② 肌色が明るく見える
血色感がプラスされ、顔色がよく見えやすい。
③ 色持ちが良い
寒色系に比べて退色が緩やかで、きれいな色を長く楽しめます。
④ ダメージが目立ちにくい
髪のパサつきをカバーしやすいのも特徴です。
【デメリット】
① 赤みが強く出やすい
好みによっては「重たい」「派手」に感じることも。
② 色落ちでオレンジ・赤になりやすい
退色すると赤味・オレンジ味が強く出ることが多い。
③ 伸びてきたときに根元が目立ちやすい
黒髪との差が出やすく、リタッチが気になる場合があります。
④ クールさ・透明感は出にくい
軽さや外国人風カラーを求める方には物足りないことも。
⑤色によっては持ちが短い
特にピンクなどは早く色落ちしやすい。
寒色のメリット、デメリット
【メリット】
① 赤みを抑えて透明感が出る
日本人の髪は赤みが出やすいですが、
寒色カラーはその赤みを打ち消し、柔らかく透けるような髪色に仕上がります。
② 髪がきれいに見える
くすみ感があることで、ツヤ感が出やすい•髪のオレンジっぽさが目立ちにくいため、上品で洗練された印象になります。
③ 落ち着いた・大人っぽい印象に
派手すぎず、“クール”、“知的”、“ナチュラル”な雰囲気を演出でき、オフィスや大人世代にも人気です。
④ 色持ちが比較的きれい
赤系カラーに比べると、色落ちしても赤色っぽくなりにくく、退色過程もきれいなのが魅力です。
【デメリット】
① くすんで見えやすい
入れ方や明度によっては、顔色が暗く見えることがある。
② ツヤ感が出にくい場合がある
マット・アッシュ系は、暖色に比べてパサついて見えることも。
③ 明るさが分かりにくい
寒色は色味が沈みやすいため、思ったより暗く見えることがあります。
④ 髪質によっては発色しにくい
赤みが強い髪質の場合、寒色がきれいに出にくいことがあります。
⑤ ブリーチが必要な場合がある
強い赤みがある髪質や、しっかり寒色感を出したい場合はダブルカラーが必要になることも。
⑥ 色落ちで緑・くすみが出ることがある
アッシュやマット系は、髪の状態によって
色落ち後に緑っぽく見える場合があります。
⑦ 色落ちが早く感じやすい
退色するとブラウンや黄味が出て、寒色感が薄れやすい。
印象の違い

【暖色カラーの印象】
(レッド・ピンク・オレンジ・コーラル・ウォームブラウンなど)
与える印象
• 柔らかい・親しみやすい
• 温かみがある
• 女性らしい・可愛らしい
• 血色感がよく見える
こんな方におすすめ
• 優しい雰囲気に見せたい
• 顔色をよく見せたい
• 初めてのヘアカラーで失敗したくない
(例)
レッド系
→深みが出て華やか・大人っぽい印象。
ピンク系
→柔らかく可愛い雰囲気、肌を明るく見せやすい。
オレンジ系
→元気で明るい印象。ツヤが出やすい。
暖色ブラウン系
→自然で落ち着いた雰囲気。初めてのカラーにも使いやすい。

【寒色カラーの印象】
(アッシュ・マット・ブルー・グレー・オリーブなど)
与える印象
• クール・洗練された
• 大人っぽい・落ち着いた
• 透明感・抜け感がある
• 都会的・スタイリッシュ
こんな方におすすめ
• 赤みを消したい
• 大人っぽく見せたい
• トレンド感のあるカラーにしたい
(例)
アッシュ系
→赤みを抑えた寒色カラーで、透明感がありクールで洗練された印象に。
マット系
→グリーンを含んだ色味で、やさしく自然なナチュラルな雰囲気に。
ラベンダー系
→黄ばみを抑えてツヤを与え、上品で女性らしい印象に。
このように、
•やわらかさ・温もり・女性らしさを重視するなら「暖色カラー」
•透明感・落ち着き・大人っぽさを求めるなら「寒色カラー」
がおすすめです。
パーソナルカラー別、似合うカラー
イエベ春
暖色: 明るく軽やかな“黄み寄りの暖色”が得意。
寒色: 寒色は淡め・明るめだと似合いやすい。
ブルベ夏
暖色: 青み寄りのピンク暖色が似合う
寒色: くすみカラー・透明感カラーと相性抜群
イエベ秋
暖色: 深みのある“濃い暖色”が得意。
寒色: 寒色はくすみ・深みのある色が馴染みやすい
ブルベ冬
暖色: 青みを含んだ深い赤系なら暖色でも似合
寒色: 高発色・コントラスト強めの寒色が得意。
要するに
•イエベ春:明るく軽い色
•ブルベ夏:柔らかい青み色
•イエベ秋:深みのある落ち着いた色
•ブルベ冬:濃くはっきりした高発色カラー
まとめ
暖色カラーは“ツヤ・血色感・柔らかさ”、
寒色カラーは“透明感・抜け感・クールさ”。
どちらにも魅力があり、髪質や肌、ライフスタイルに合わせることで、その人らしさがより引き立ちます。
日常の気分転換やイメチェンのタイミングで、自分の“なりたい雰囲気”をイメージしながら色味を選ぶと、より一歩進んだヘアカラーを楽しめます。
STAFF
この記事を書いたスタッフスタイリスト/セラピスト / KOBE
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